【円、小幅に4日続落 日米金利差を意識も方向感欠く】
26日の東京外国為替市場で円相場は小幅に4日続落。17時時点では前週末23日の同時点に比べて4銭の円安・ドル高の1ドル=91円84〜87銭近辺だった。日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢だったが、中国の外貨準備を巡る思惑で円やユーロが買われ、ドルが売られる場面もあり、方向感の定まらない値動きが続いた。
朝方は23日の米市場の流れを引き継ぎ、7〜9月期の英国内総生産(GDP)が市場予想に反してマイナス成長だったため、英ポンド売り・ドル買いが広がり、円に対してもドル買いが優勢だった。このため92円台前半で始まったが、輸出企業による円買い・ドル売りが入り、円の値動きは底堅くなった。
中国人民銀行の機関紙、金融時報がきょう外貨準備についてドルの代わりにユーロと円の保有比率を高めるべきだ、と報じたため、中国がドル以外の外貨準備を進めるとの思惑を誘い、午前にユーロや円が買い進められた。中国の李克強副首相が国際会議で「緩和的な金融政策を維持する」と発言したことが伝わったことも、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方によるドル売り要因になった。9〜17時の安値は92円12銭近辺、高値は91円57銭近辺。値幅は55銭程度だった。
円はユーロに対しても4日続落。17時時点では同17銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=138円12〜15銭近辺だった。金利に対する投資家の意識が高まっており、円を売って相対的に金利の高いユーロを買う動きが広がった。138円台前半が2カ月半ぶりの安値水準とあって、円を買い戻す動きも目立ち、方向感を欠く場面があった。
ユーロの対ドル相場は3日続伸。17時時点は同0.0014ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.5038〜41ドル近辺だった。中国人民銀行の機関紙の報道を受けて、中国の外貨準備に対するドルの地位低下の思惑が広がり、ドルを売ってユーロを買う動きが広がった。午前には1.5064ドル近辺と
2008年8月以来の水準までユーロは買われたが、その後は高い水準でのもみ合いが続いた。
【Nikoniko FX】