【財務相:通貨安競争が良くないとの発言は円高是認ではない】
10月27日(ブルームバーグ):藤井裕久財務相は27日午後、都内の日本外国特派員協会で講演し、財務相就任後の一連の為替関連の発言について「各国が通貨安競争をすることは将来、世界経済にマイナスであると言った」とした上で、「円については一言もしゃべっていない」との見解をあらためて示した。また、「通貨安競争が良くないということは円高を是認するものではない。全く間違いだ」と強調した。
藤井財務相は「米国が世界協調の中で異常な低金利政策を実行していることがドルを弱くしている」と指摘。その上で、「今の円高はドル安によるものだ。EU(欧州連合)諸国も今のユーロ高について同じ認識を持っている」との見方を示した。また、基軸通貨としてのドルについて「依然として世界最強の通貨だ。日本の外貨準備が強いドルを持つことは当然だ」と強調した。
財務相はまた、「輸出は非常に大事。輸出の観点から見れば円安が良いが、それだけで経済運営を行うのは間違いだ。輸出だけに偏重するのは良くない」とした上で、「何でもかんでも輸出というこの10年で格差社会が起こった。前政権より経済運営方針を転換しなければならない」と述べ、内需主導による経済成長への転換の重要性を訴えた。
【Nikoniko FX】