【ドル90円半ば、FOMC受けたドルと円の売りが一服】
正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から下落し、90円半ばで推移している。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて、市場ではドル・キャリートレード継続との見方が広がり幅広くドルと円が売られ、ドル/円では円が売られて一時91円前半をつけた。しかし、その後は商品価格が上げ一服となるなかでドルと円が買い戻され、ドル/円も緩やかに下落した。
今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関する市場の注目点は、緩和政策を続ける期間に関して「長期間(for an extended period)」との表現を変更して異例の金融政策からの出口に関するシグナルを送るかどうかだった。しかし、声明文の表現は前回と変わらず、参加者は「米国金利は当分上がらない。当面はキャリー・トレード継続」(ドイツ証券シニア為替ストラテジスト、深谷幸司氏)との見方に落ち着きつつある。
ステート・ストリート銀行金融市場部長の富田公彦氏も「今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明は、前回のFOMC声明に比べて出口に近づいたとは受け止めていない」という。エージェンシー債の買い入れ規模を縮小したが「量的緩和政策の縮小と見るよりはFRBによる購入がエージェンシー債市場のかく乱要因となっていたことへの対応で、市場の正常化を目指したもの」(ステート・ストリート銀行、富田氏)という。
米長期金利は3.5%を上抜いて上昇したが「FOMCで金利先高感が出たわけではなく、四半期定例入札の規模が過去最大になるとの発表を受け需給への懸念が広がったため」(国内金融機関)との声が出ている。
【Nikoniko FX】