【世界のリートが首位 米高利回り債が3本】
今回は、モーニングスターが評価対象としている追加型株式投資信託2,809本のうち、純資産額が10億円以上のファンドを対象として、10月30日まで3ヵ月間の純資産額の増加額ランキングをみた。
この間、東京株式市場ではTOPIXが5.85%の下落となった。8月末までは上昇基調が続いたものの、9月に入ると、外国為替市場で円高が進んだことや、新政権の政策などに対する不安から、軟調に推移した。
こうした中、当ランキングで20位内に入ったファンドを見ると、設定から3ヵ月未満のファンドが5本ランクインと、新規設定ファンドの人気が根強い。主要投資対象別では、世界のリート(不動産投資信託)が4本、米国ハイ・イールド債(高利回り債)が3本、ブラジル・レアル債が2本ランクインした。
4位の「ブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型)」は、ブラジル・レアル建ての政府、政府関係機関、国際機関などが発行する債券を主要投資対象とする。金利や物価動向、経済情勢などを考慮し、ポートフォリオを構築する。9月末時点での種類別構成比率の上位は固定利付債47.4%、割引債45.6%など、ポートフォリオの平均格付けはトリプルBプラスとなっている。
5位の「野村PIMCO・米国ハイ・イールド(レアル)毎月」は米国のハイ・イールド債を主要投資対象とする。米ドル建て資産については、外国為替予約取引などを活用し、原則として対ブラジル・レアルで為替ヘッジを行う。米国よりブラジルの短期金利が高い場合には、金利差の収益も得られる。円、豪ドルなど為替ヘッジ手法の異なる6つのコースで構成される「野村PIMCO・米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」シリーズの一つで、毎月分配型の中では、他のコースとのスイッチングが可能。
6位の「HSBC ブラジルオープン」は、ブラジルの上場企業の株式を主要投資対象とする。マクロ経済分析に基づく業種配分と、個別銘柄分析との組み合わせでポートフォリオを構築する。9月末時点での業種別組入れ比率の上位は銀行14.7%、食品・日用品14.4%など。
8位の「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」は、日本を含めた世界のリートを主要投資対象とする。9月末時点での業種別組入れ比率の上位は、小売り30.4%、複合21.0%など。
【Nikoniko FX】