【95円以上の回復は困難=陳満咲杜】
「政策の不透明感」から日経平均が1万円台を割り込み日本経済の先行きが不透明な中、ドル安・円高が再燃し、日本株、外国株、FXに投資する、個人投資家の皆様の熱い視線が為替市場へと注がれている。こうした中、個人投資家の皆様へ今後の為替相場について適格な情報をお届けするべく、100年に一度の不況を生き抜いてきたカリスマたちに、今後のドル円相場を大胆予想してもらった。連載企画の第3回目は人気アナリストの陳満咲杜(ちんまさと)氏に話を聞いた。
Q1:今後1カ月のドル・円相場の具体的な予測値か予想レンジは?
88.50〜95.00
Q2:予想されているレンジの根拠は?
まず、サイクル論の視点では、年末に向け、ドル全体が売られにくい構造になっている。また、目下(11月10日)進行しているユーロ、豪ドルなど外貨の堅調がユーロ/円、豪ドル/円の堅調に繋がり、円の軟調がドル/円の底割れを回避させることに。
次に、ドル/円の値動きが最近ドルインデックス(ドル全体)との相関性を増しており、年末に向け、来るべきドルインデックスの反転がドル/円の反発をもたらす公算が高い。ただ、そのとき、クロス円相場の急落があれば、ドル/円の頭を押さえる可能性もあるから、95円以上の回復は容易ではないと見る。
ファンダメンタルズでは、米国よりも利上げ時期が遠いとされる日本の事情に鑑み、仮にドルキャリートレードが行われたとしても、円が受け皿になりにくい。また、財政悪化と国債の消化懸念から、円買い意欲が後退しており、仮に米株、商品市場の急落があっても、円は昨年のようなリスク逃避先として見られないのでは。
【Nikoniko FX】