【17日の米中首脳会談に関心、中国人民元の切り上げ迫れば円に買い圧力か】
市場では、あす17日に行われるオバマ米大統領と胡錦濤・中国国家主席の首脳会談をめぐる思惑が広がりを見せている。前週13日に発表された9月米貿易赤字が10年超ぶりの赤字幅を記録、中国からの輸入増がその主因となったことなどから、米国がさらに「人民元問題で中国に圧力を掛けるのではないかとの観測」(外銀)が出ているという。
元の切り上げは国際通貨基金(IMF)やユーロ圏なども巻き込んで議論され続けているだけに、今回の米大統領訪中で実際に切り上げが行われるとの声はほとんどない。しかし、G20などで議論されている世界経済の不均衡問題は「突き詰めて言えば米中問題」(国際金融筋)。来年にも実施の可能性との指摘もある元の切り上げに向けて、首脳会談後の会見で「通貨問題に何らかの言及があるかもしれない」(別の外銀)との思惑が出ている。
人民元の切り上げが近いとの見方が強まれば、ドルの下落はもちろん、同じアジア通貨で高い流動性を持つ円には買い圧力が強まりやすいとされる。13日海外の取引で円が対ドルで88円台へ上昇した場面でも、市場では米大統領の訪中を前に「中国人民銀行(中央銀行)が人民元の切り上げに動くとのうわさが流れた」(都銀)という。
【Nikoniko FX】