【円高騰、14年ぶり86円台 景気に打撃、デフレ加速も】
26日の東京外国為替市場は、米国の金融緩和の長期化観測や米景気の先行き不安からドル売りが進み、円相場が一時、ドルに対し1ドル=86円53銭まで急伸、1995年以来約14年ぶりの円高ドル安水準になった。ドルの先安観は根強く、市場の資金がドルから円に流れ込んだ。
正午現在は、前日比1円16銭円高ドル安の1ドル=87円19〜22銭。ユーロは77銭円高ユーロ安の1ユーロ=131円77〜82銭。
円高は、輸出の足を引っ張り景気回復に重しとなる。輸入品の価格下落を通じて国内のデフレを加速させる危険もある。
藤井裕久財務相は26日昼、当面は市場動向を注視する考えを示した。
米連邦準備制度理事会(FRB)の超低金利政策が長期化するとの見方から、円買いドル売りが進んだ。前日のニューヨーク市場では円相場が87円21銭を付けた。
こうした海外市場の流れを引き継ぎ、東京市場でも円買いドル売りが優勢となった。24日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、ドル安が容認されたとの観測も円買いドル売りを後押しした。
市場では「しばらく円高ドル安が続き円相場は早晩1ドル=85円程度まで上昇する」(大手銀行)との見方も出ている。
【Nikoniko FX】